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ときめきと幻滅を綴った悲しき妄想
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妄想男
age:20
趣味:妄想
特技:妄想
職業:妄想


CAUTION  JOURNEY IN VIETNAM

僕が一人きりで初めて旅に出た時の話をしようと・・・
                      ・・・っぷりつかること のないよう警告しているのである。

JOURNEY IN VIETNAM6

3日目の夜。僕はハノイ二流のホテルに泊まり、ベトナム至上の一億ドルの夜景を堪能した。 片言フランス語で綴られたネオンはメコン川に反映されて、まるでナイアガラの滝に虹が 流れているようだ。左から読んで訳すとこうだ。「我 愛す 君を 永遠に」なんてロマン チックなのだろう。ネオンを商業目的に使わないベトナム人こそ、この世界を支配する権

ホントにそんなこと書いてあるんだかw

利 があると僕は思った。 いやいや、燦然と輝くこの夜景は、銀河最高の美であったろう。

奇妙な交通

ロータリー

4日目は案外普通の市街観光だ。その中でも、一番気になったのが、初日から妙に 不思議なベトナムの交通形態。左の写真を見てもらえばわかるだろうが、広い道のこの 交差点の一体ドコに信号機があるというのだろうか?左右からはバイクが飛び出し、交 差した道からは俺が曲がるのだといわんばかりにバスが飛び出している。横断歩道はある けど、歩行者信号機も無い。全然人がいないかといえばそうじゃない。歩道には人が結構 な数いるのだ。しかも、交差点のすぐ近くで路上駐車。一体この国はどうなってるんだ?? 次の写真は、噴水を中心にしたロータリー。幅の広い道なのは良いけど、中央線が無くて もいいのだろうか?そんなことお構いなく、路上を自転車だか歩行者だか、縦横無尽に 歩いている様子が素敵だ!!

こんな写真を撮ってきた5年前の僕も僕だが、次の写真は、はて何の写真だったか要点を 得ないが、おそらく、両方の道に永遠と連なる縦列駐車に僕自身が驚いて撮影したものだ と思われる。広い道のせいで、路上駐車もし放題、しかもお咎めもなさそうだ。よくよく 見れば、バイクの道は奥にある模様。バイクと自動車の道が分別されていれば、あま

路上駐車のやり過ぎに気をつけましょう

り 危なくも無いのかもしれない。

シンの侵攻

ああ、市庁舎の中に入っていくと、こんなものがあった。シンの忘れ形見であり、 強奪を行いにエリアを移動する際に使った乗り物である。彼は時速80kmで走るこれに立 って乗れる唯一の人物で、バランス感覚はオリンピック選手並だったといわれる。 シンは、核戦争後無法地帯の首領達を捉え拷問を行ったうえで、次のギロチンを使った。

ギロチンは、フランス革命時に、処刑を手際よく執行しようと考えたギロチンという人 に編み出された処刑法であり、痛さをあまり感じずに命を絶つことのできる優れた機会 であったが、それが見せしめとして効果を奏したことから、政治家失脚、その後の私刑 の時に頻繁に用いられるようになってしまったのである。 そして、首と胴体を切断され た悪徳商法のボス達は、次のイメージ図のように、村(エリア)と村(エリア)をつなぐ道 の端に置かれた板の上に首を晒すことになったのである。背後に鬼火の見えるのがわか るだろうか。因み

クビチョンパ

に“道”という字は、古代中国人が、敵の首を掲げて、写真右の落ち 武者百姓のようにとぼとぼと歩いたという風習より、作られた文字なのだ。( お化け屋敷と勘違いしてもらっては困るっ!!!)

ギロチンで死んだ首領

自由を掴んだベトナム人

市庁舎の側面にはベトナム人民が独立したことを象徴する、ケンとイウリアの銅像が 並んでいる。独立とは、かつて列強の植民地として列強の支配を受けていた身から、 人民が自ら政治を執り、人民の伝統と風習に習った自由な生活を営むことが出来るよう になることなのだ。全く素晴らしい事ではないか!!

そして、次の写真では、喜ぶケン とイウリアがリバウンドで下から上がってくるボールを奪い合う像である。ベトナム人 民の喜びは、フェアプレイなるスポーツに向けられ、それは1990年代に日本中でブレイ クしたスラムダンク、つまりバスケットボールの形で表されたのだ。男女平等にして、 フェアプレイ、社会主義国のベトナムもなかなかやってくれるのう。バスケが廃れたら 、彼ら足に箒を挟んで、球を金色に塗って、クィディッチをやってる像に仕立てても良い なと僕は思ったものだ。

リバウンドっ!!


一人きりの夜

4日目の夜。僕はホテルの自室で静かに過ごした。アメリカナイズされた食事であるが、 マック慣れしている僕には、民族料理よりむしろ口に合う・・・。カクテルも一つだけ。 一人旅のロマンというのは、視覚的な面でこういうところに表れるものだ。これで、僕に もう少しだけ知能があれば、文句を言うこともないのだが、僕は何も考えずに喰っちゃ 寝る喰っち

ゃ寝るの生活を送っているのが残念だ。

最後におまけとしてお土産を見せよう。僕の妹は、地球の歩き方をぱらぱら捲って、 事前にサンダルを所望していた。しかし、僕は年頃の妹にぴったりの編み笠(アオザイと 一緒に被るような)と、反抗的な妹にぴったりの人民帽を買ってやった。妹は、こんなの どこにも被っていけないと嘆いている。そし

お土産でまんがな

て、母にサンダルを父に仏像を買って やった。 婆さんには、アオザイを着た女性の置物を買ってやった。どれも日本円で200円くらいだ。 ベトナム製のチョコレートは、マカダミアが入っていたが、ビターこの上なく 妹が愚痴をこぼしていた。妹は何でも欲しがるのだ。僕はといえば、ベトナムの摂って いる社会主義政策はさほどのことでもなく、人民が自由であることがわかり、良い 経験だった。民族音楽のCDを二枚買い、暇があれば聞き流すようにしている。

最終更新日2007/2/14





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